爪に付けてネイルアートを気軽に楽しめるネイルチップは、ジェルネイルやスカルプネイルなどと違って長時間付けられるものではありません。しかし「頻繁に付け替えるのは面倒くさい」「可愛いデザインだから長持ちさせたい」などと思い、付けっぱなしにしてしまう方もいるのではないでしょうか。この記事では、ネイルチップを付けっぱなしにするデメリットや、ネイルチップを正しく再利用する方法を紹介します。ネイルチップをよく使用する方や、使ってみたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

この記事を読むための時間：3分

ネイルチップを付けられる期間は「1日」

ネイルチップを付けっぱなしにできる期間は、長くても1日までです。お風呂に入った後も付けっぱなしにしたり、数日付け続けるのは、ネイルチップの正しい使用方法ではありません。しっかり接着すると数日持たせることが可能ではありますが、装着したネイルチップはその日のうちに外しましょう。

ネイルチップを付けっぱなしにするデメリット

ここからは、ネイルチップを付けっぱなしにするデメリットを紹介していきます。

汚れが溜まって不衛生になる

付けっぱなしにすることでネイルチップの隙間にゴミや垢などが溜まっていくため、不衛生になります。もともと爪の中は不衛生になりやすいと言われていますが、ネイルチップを固定している接着剤やテープは水に弱いため、しっかり洗うこともできません。またネイルグルー（専用接着剤）や両面テープに汚れが付着してしまうため、除菌シートで拭くなどしても清潔にしにくいのも問題点です。

悪臭を引き起こす

シャワーを浴びたり家事をしたりすることでネイルチップの隙間に水分が入り、そのまま放置すると菌が繁殖して悪臭を放つようになります。水分だけでなく、前述した汚れや垢も雑菌の原因に。自分では気が付かないうちに匂いを放ってしまう可能性もあるので気を付けておきたいところです。

グリーンネイルの原因になる

「グリーンネイル」とは、爪の表面や内側に「緑膿菌（りょくのうきん）」などの菌が繁殖して緑色になる現象です。重症の場合は黒色になったり、化膿したり、爪が割れたりすることもあると言われています。ネイルチップを付けっぱなしにするとその内側で菌が繁殖しやすいため、グリーンネイルの原因にもなってしまうのです。

粘着力が落ちて取れてしまう

ネイルチップを固定するネイルグルーや両面テープは、粘着力がそこまで強力なものではありません。そのため時間が経つにつれ粘着力が落ちていき、突然取れてしまう可能性があります。仕事中やお出かけ中に取れると、「1本だけ自爪」というあまり見られたくない状態になってしまうこともあるでしょう。

ネイルチップを再利用する方法

「せっかく可愛いネイルチップを買ったのに、1日しか使えないの？」と思った方もいるのではないでしょうか？ネイルチップはその日のうちに外すべきではあるものの、外したネイルチップをもう一度使うことは可能です。ネイルチップを再利用する方法を紹介します。

両面テープで付ける

ネイルグルーで止めると、取り外す際に専用のグルーオフ剤（グルーリームーバー）が必要です。グルーオフ剤はネイルチップを溶かすことがあり、多くの場合ネイルチップが傷んでしまうため、再利用できない可能性が高まります。再利用したい場合は、ネイル用テープや粘着グミを使って固定しましょう。

外したらシールを綺麗に剥がす

ネイルチップを取り外すと、ネイルチップの内側にシールの一部や粘着剤が残ってしまうことがあります。時間が経つと取りにくくなり、再利用しようとしても爪にフィットしなくなる場合があるので、爪から外したときに綺麗に剥がしておくことが大切です。

紫外線・水気を避けて保存する

ネイルチップを綺麗に保つためには、紫外線や水気を避けて保存しましょう。紫外線や水気は色褪せ・変色などの原因になります。お湯を使って爪から外した後はすぐに水気を拭き取ることも大切なポイントです。

ネイルチップの付けっぱなしはデメリットだらけ

ネイルチップを付けっぱなしにするデメリットを紹介しました。付けっぱなしは衛生的によくなく、最悪の場合「グリーンネイル」を引き起こすこともあります。健康的で美しい自爪を保つためにも、ネイルチップを付けたときは必ずその日のうちに外すように心がけてみてください。