振袖といえば、誰もが思い浮かべるのが成人式ですが、せっかく素敵な着物を用意したのに、そのままタンスに眠っているというケースは少なくありません。しかし、実は成人式以外でも振袖を身につけるシーンは数多く存在します。そこで今回は、振袖を活用するタイミングや着こなし方をご紹介します。

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振袖を着るタイミングと着こなし方

ここでは早速、成人式以外で振袖を着るタイミングや着こなし方についてご紹介します。せっかく購入した振袖を、ぜひさまざまなタイミングで有効活用してみてください。

結婚式や披露宴への参列

振袖は、未婚女性の第一礼装とされているため、結婚式や披露宴に参列する時にぴったりです。周りにはワンピースなどを着ている女性が多く、自分だけ振袖を着るのは気が引けると感じる方もいらっしゃいますが、参列者が華やかな振袖を身につけることで式の格調が高くなるため、主催者にはむしろ喜ばれます。

とはいえ、花嫁衣装として新婦が振袖を着用することもあるため、主役よりも華やかにならないように気をつけなければなりません。髪型をシンプルにスッキリとまとめたり、アクセサリーや小物も派手すぎないものを選んだりするのがポイントです。

お見合い・結納

振袖は、お見合いや結納などの場面でも大活躍です。特に、ホテルや料亭などの格式の高い場所で行う場合には、振袖を着用することでよりその場を華やかに見せることができます。

また、結納で振袖を着用する場合には、事前に両家の家族にその旨を伝えておく必要があります。なぜなら、両家の服装のバランスを整えるため、通常では両家の母親も着物で統一するケースが一般的になっているからです。お祝いの席に合うおめでたい柄や季節感のある柄の振袖を着用しましょう。

卒業式

成人式と並んで振袖を着用する方が多いのが卒業式です。短大や大学、専門学校などの卒業式には、振袖に袴を合わせるのが定番のスタイルとなっています。

基本的には、袴に合わせる場合には、成人式で使用する中振袖よりも袖が短い小振袖を使用することが多いのですが、それより格式の高い振袖を使用しても問題はありません。そのため、中振袖をお持ちの方は、袴だけを追加でレンタルしてコーディネートするのもおすすめです。

パーティー

パーティーや祝賀会などがホテルで行われるという場合にも、振袖を着用することができます。特に、海外から参加する方の多いインターナショナルなパーティーでは、会話のきっかけになったり、喜んでもらえたりということが多いようです。

振袖は何歳まで着てOK？！

振袖は、未婚女性の第一礼装とされていますが、年を重ねると着用を戸惑ってしまう人も少なくありません。ここでは、振袖の着用に関するマナーをご紹介します。

振袖は若い女性のもの？

振袖は、未婚の女性であれば誰でも着用ができます。そのため、着用可能な年齢についての厳格なルールがあるというわけではありません。とはいえ、一般的には20台後半や30台前半までの着用に留めておくという方が多いようです。

大人の着こなし方

年齢を重ねても振袖を美しく着用したいという場合には、赤やピンクなどではなく、深緑やブルーなど落ち着いた色のものを選ぶのがおすすめです。また、帯の結び方も、振袖の定番となっている立て矢結びではなくお太鼓結びにすることで、より上品な大人っぽい着こなしに仕上がります。

まとめ

今回は、成人式だけではない振袖を着用するタイミングについてご紹介しました。華やかな振袖は、着用するだけでその場を彩ってくれる特別な着物です。成人式のために購入したもののその後着用の機会がないという場合には、結婚式やパーティーなどで積極的に活用してみてはいかがでしょうか。